すっぽんには、花粉症の予防や改善に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
春から夏にかけての花粉が飛散しやすい季節、すっぽんに含まれる栄養素で身体の中から花粉症対策をしましょう。
すっぽんで粘膜免疫をアップ
すっぽんに含まれる豊富な栄養素で粘膜免疫をアップし、花粉症から身を守りましょう。
粘膜免疫とは?
「粘膜免疫」という言葉をご存知でしょうか?
人間には、「ウイルスや花粉を侵入させない」「侵入者と戦う」という二段階の免疫が備わっています。
特に一段階目のウイルスや花粉といった敵の侵入を防ぐ働きは特に重要で、これを担っているのが鼻、口、気管などに存在する粘膜です。
粘膜の状態が悪いと、ここで敵を防ぎきることができず体内への侵入を許してしまいます。
反対に粘膜の状態が良ければ、ウイルスや花粉などの侵入を防ぐことができるのです。
粘膜免疫をアップするすっぽんの栄養素
すっぽんに含まれ、粘膜免疫をアップする働きのある栄養素をご紹介します。
コラーゲン
コラーゲンは皮膚の健康を維持するだけでなく、粘膜を強化するという働きもあります。
ビタミンA
すっぽんの肉100gあたりには94μgのビタミンA(レチノール)が含まれています。
健康的な粘膜を作るのに欠かせない栄養素で、免疫細胞の働きを活発にします。
脂溶性ビタミンのため油に溶けやすく、炒め物や唐揚げなど油を使ったすっぽん料理で摂ると吸収率が高まります。
ビタミンC
すっぽんの肉100gあたりには1mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの再合成と吸収に必要で、粘膜の健康を維持します。
亜鉛
すっぽんの肉100gあたりには1.6mgの亜鉛が含まれています。
亜鉛には免疫機能を正常に保つ働きがあります。
すっぽんでアレルギー症状を緩和する
すっぽんに含まれ、アレルギー症状を緩和する栄養素をご紹介します。
ビタミンA、C、E
ビタミンA、C、Eは単独でも効果がありますが、一緒に摂ることで相互作用が得られ、より高い効果を発揮することから「ビタミンエース」という総称で呼ばれています。
どれもアレルギー症状の緩和に効果的な抗酸化作用のある栄養素です。
すっぽんにはこの全てのビタミンが含まれています。
中でも特に強い抗酸化作用をもつのがビタミンE(α-トコフェロール、γ-トコフェロール)で、すっぽんの肉100gあたりに1.2mg含まれています。
目の粘膜のかゆみや炎症の原因となる活性酸素を除去し、花粉による目の腫れなどの症状緩和に役立ちます。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸の一種であるDHAはすっぽんの肉100gに860mg、EPAは630mg含まれています。
DHAやEPAには免疫調節作用に加え抗炎症作用があり、かゆみや炎症を抑えてくしゃみや鼻づまりなどの症状を楽にします。
すっぽんで花粉症に負けない体作りを!
毎年春になるとくしゃみや鼻水などの症状で辛くなるという方は、まず花粉を体に入れないということが大切です。
うがいやマスクなど体の外からの対策と合わせて、すっぽんで身体の中からも花粉症対策をしませんか?
※食品成分値の出典:Whole Food Catalog